フロントブレーキ一式交換

さてさて、タイヤ交換したばかりではありますが、
今回はK5唯一(?)の弱点であるフロントブレーキ周り一式を交換しますよ。

まずは、ラジアルマスターを交換したいのと、
キャリパーを流行りのGSX-R1000 L3のブレンボOEMを取付けたいと思いまして。
L3限定色のブラックカラーのブレンボOEMキャリパーがかっこいいのですよ。

そもそも、K5にはニッシンのラジアルマスターが標準で装着されているのですが、
レバーの可動範囲(ブレーキのコントロール範囲)に若干不満があり、交換したいと思っておりました。

L3の限定色のキャリパーの部品番号を調べて見積り取ったら、思いのほか安かったので、
一気に交換します。
(片方でキャリパー一式、¥19,083-でした。)
購入品一式
(今回の購入品一式なり)

ブレンボラジアルマスター
(今回の目玉その1 ブレンボのラジアルブレーキマスター19RCSレバーレシオが18と20で切り替え可能なやつです。)

ブレンボOEMキャリパー
(今回の目玉その2 GSX-R1000L3限定色のブレンボOEMキャリパー。モノブロックです。)

ジクーブレーキパッド
(今回使うブレーキパッドはジクーのタイプCです。)

まずはキャリパーをセットする為にキャリパーのピストンを外して確認。
ちゃんとピストンがグリスアップした状態で、組みつけられています。
キャリパーピストン
(素晴らしい!グリスアップして組みつけられています。)

これなら、実際にポン付けですね。
ブレーキパッドを面取りしてキャリパーに組み付けます。
パッド面取り
(分りづらいですが、下が面取りしたパッドです。)

進行方向、逆方向ともに面取りします。
キャリパーにパッド組み付け

こんな感じでキャリパーにパッドを取付け。
ここまで準備したら、ブレーキフルードを抜き取って、現状のマスターやキャリパーを外します。

フルードを抜く
(こんなツールを使うと簡単にフルードを抜くことが出来ます。)

ほぼ、ポン着けできるのですが、
ここが今回のポイント。
アルミのカラーを外してから、キャリパーを取付けます。

カラーを外す
(下がカラーを外した状態。上は外してない状態)

アルミのカラーはペンチ等で挟めば抜くことが出来ます。
場合によってはきつくなっているかも知れません。
自分は比較的簡単に外せました。

今回、キャリパーの取付けボルトはL3用のボルトを注文しました。
L3の取付けボルトは中が中空になっています。
(部品番号:SUZUKI純正部品 ボルト 10×70 09103-10429-000 )

ブレーキマスターを仮組みして、ホースのフィッティングを確認します。
今回はホースもステンメッシュに交換です。
ホースはACパフォーマンスラインの車種別キットを使いました。
取り回しはT型ではなく、H型(S型)です。
写真撮り忘れましたが、ブレーキスイッチは加工しておく必要があります。
標準が平型端子仕様なので、ブレンボのスイッチを平型端子に加工しました。

ホースの長さも問題無い様なので、ブレーキラインを純正状態と同様にセットして、
組み付けます。
ブレンボのマスターに関してはバンジョーボルトのピッチが1.00なので、注意が必要です。
買い忘れない様。その他の部分は1.25です。
今回、リザーバタンクもブレンボのものを購入していたのですが、
取付け位置の問題で、純正のものを流用する事にしました。

リザーバタンク

組み付けが完了したら、ここからがメインの作業。
ブレーキフルードを注入します。

フルード注入
(リザーバタンクの周りにペーパータオル等で養生しておくと良いです。)

リザーバタンクにフルードを入れ、キャリパーのブリーダから吸い出していきます。
今回使用したフルードはブレンボのレーシングブレーキフルードLCF600PLUSを使用。
(純正のフルードより、沸点が高くブレーキを酷使する様な状況で威力を発揮する様です。)

この時に先程のバキュームツールを使うと作業が早いです。
ある程度、フルードが抜けてきたら、キャリパーのブリーダを緩めてブレーキレバーを握り、
ブリーダを締めてからブレーキレバーを戻す作業を繰り返してエアを抜いていきます。
この作業がかなり大変で、ブレーキレバーにタッチがでるまで、かなり時間が掛かります。
タッチが出てからも頑張ってエア抜きを繰り返します。

エア抜き

左右のキャリパーでエア抜き作業は行います。
自分は翌日もエア抜きをやりました。
あとは、レバーを頑張って握りましょう。
レバーのタッチが良くなって、エアが出なくなれば作業完了です。

キャリパー右
(キャリパー右)

キャリパー左
(キャリパー左)

ブレンボマスター
(ブレンボのラジアルブレーキマスター。かっこいいですね。)

さて、どう変わったかですが、
パッド自体にまだアタリが出ていませんが、効きは十分ですね。
肝心の操作感ですが、確かにニッシンのものよりも俄然タッチが軽くなったのと、
レバー可動範囲が若干広がり、
微妙に引きずる様なブレーキの掛け方も出来る様になりました。
さすがブレンボのマスターですね。
ニッシンと雲泥の差とまでは言いませんが、明らかにグレードは上だと感じました。

あと、今回はブレーキレバーが黒の可倒式になったので、
ついでの作業でクラッチもACTIVEの可倒式クラッチレバーに換装しました。
可倒式クラッチレバー

※今回は安全面で非常に重要なブレーキを弄っています。
経験の無い方はご自分で弄るのはやめた方が良いです。
特にエア抜きの作業等は経験が無いとタッチが出てるのかどうか判断が難しいと思います。


Bremboブレンボ/19RCS ラジアルブレーキマスターシリンダー

Bremboブレンボ/19RCS ラジアルブレーキマスターシリンダー 汎用


Bremboブレンボ/リザーバーキット for RCS ブレーキ

Bremboブレンボ/リザーバーキット for RCS ブレーキ 汎用


AC PERFORMANCE LINEACパフォーマンスライン/車種別ボルトオンブレーキホースキット

AC PERFORMANCE LINEACパフォーマンスライン/車種別ボルトオンブレーキホースキット GSX-R1000


ACTIVEアクティブ/バンジョーボルト シングル

ACTIVEアクティブ/バンジョーボルト シングル 汎用


ZCOOジクー/ブレーキパッド タイプC

ZCOOジクー/ブレーキパッド タイプC 1198


Bremboブレンボ/レーシングブレーキフルード LCF-600 PLUS

Bremboブレンボ/レーシングブレーキフルード LCF-600 PLUS 汎用


DAYTONAデイトナ/ブレーキエア抜きツール(バキューム式)

DAYTONAデイトナ/ブレーキエア抜きツール(バキューム式) 汎用

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