カタナの整備とカスタムも順調に進んでおります。
今回は、シートの表皮張替。
なんと、自分で張替に挑戦です。
そもそも、このカタナは引き取って来た時点でシートは張り替えてあり、
そんなに酷い状態ではありませんでした。
このシート、乗ってみてすぐに感じたんですが、滑るんですよ結構。
なので、滑らないタイプのシートにしたいなと思っていました。
後は、写真の様に後部に破れの補修跡があるので、これもあり表皮を張替たいと思ってました。
で、ネットで色々カタナのシート張替を調べていたのですが、
オークションで自分のイメージとピッタリのシート表皮を発見しました。
福岡のPeace Craftさんと言う、オーダーメイド・バイク カスタムシート表皮製作/販売のお店が
出している表皮を見た瞬間、これだ!と思いました。
座面はディンプル加工で、すべらない様になってますし、デザイン的にもイメージぴったり。
何より、ステッチの色が選べるところがストライクです。
黒のシートで赤ステッチにしたかったんです。
新型VMAXのシートの様に。。。
ただ、Peace Craftさんは表皮の製作と販売のみで張替はやっていないらしく、
ならば、自分でやってみようと思い、注文しました。
取引も丁寧でしたので、何の不安もなく、数日で表皮一式が送られてきました。
簡単な説明書も同梱されていますが、
メールに実際に張り替えられている方のブログ等が紹介されているので、
それらを参考にできます。
これが送られてきた一式です。
まずは、下準備から。
写真の様に、縫い目には元々目留め剤が塗られていますが、
更にシリコンシーラーを塗ると防水が完璧になるそうなので、
先にホームセンターで購入してきたシリコンシーラーを縫い目に塗り込みます。
とりあえず、シーラーが完全にかわくまで、1日程おきます。
その間に、今の表皮を剥ぎます。
裏側にタッカーで留められているので、このタッカー針をマイナスドライバーとラジオペンチを駆使して、
ひたすら外して行きます。(数が多いので結構、しんどい作業です。)
シート剥いだところ、左側だけ、カビてました。。。
タッカー針も左側に錆びているものが結構ありました。
サイドスタンドで左側に傾くために左に水分が寄る為でしょうか。
よく、左側が錆びてるエンジンもありますよね。
シート表皮を剥ぎ終わったら、スポンジ等に修正がある場合は、
Peace Craftさんから送られてきた中にスポンジが入っているので、
ここで修正をしますが、今回は修正の必要は無い様です。
次に防水処理の為、スポンジの上にビニールシートを張り付けます。
Peace Craftさんから送られてきた中にビニールシートも入っています。
どうやら、スプレー糊を使うと良いらしいので、
スプレー糊を使って張り付けていきます。
ビニールシートは立体裁断ではないので、
どうしても、皺がよります。
結構、苦戦しましたが、なんとかできました。
この程度に皺がよってもまったく問題ありません。
さてここからは、タッカーを使い、表皮を張り付けて行きます。
今回の作業の為にホームセンターでタッカーを購入。
タッカーにも色々種類があるみたいで、
購入したのはガンタッカーですが、
叩いて使うハンマータッカーなんてのもありました。
ここからは、慎重に作業して行きますが、初めての作業の為に、中々コツが掴めません。
なので、焦らずゆっくり作業しました。
まぁ、タッカーは外す事ができるので、失敗した部分は張り替えればいいんですが。。。
結構、難しかったです。
皺を伸ばしながら張って行くのですが、この皺をとるにはどこにテンションを掛ければ良いのか、
これを見つけながらなので、時間が掛かりました。
2時間以上掛けてなんとか張り終わりです。
伸ばしたい所はドライヤーを当てて熱を加えると伸びやすいみたいです。
カーブの部分は結構苦労しました。
最後に、余った表皮とビニールを切り取って完成です。
で、張り終わり。
素人にしてはキレイに張れたのではないでしょうか。
バイクに取り付けてみました。
やっぱり、上部がブラックなので、赤のステッチがアクセントとなって、
非常にカッコよくなりました。
ディンプル加工の座面も滑らなくて最高です。
タッカーさえあれば、自分でもなんとか張り替える事が可能だと言う事が判りました。
時間を掛ければ初めてでも何とかなります。
是非、お試しあれ。
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