KDO HID取付け

今回はHIDの取付です。

カタナのヘッドライトは正直、あまり明るくありません。
ナイトランの安全性を考えると改善したいポイントでした。
なので、HID化はまっさきに考えたカスタムですが、
HIDキットは結構高価なイメージがあります。

色々、調べてみると今はかなり価格競争が進んでいて、
かなり価格も下がっている様です。
しかし、価格は安いが粗悪な中華製HID等も多く出回っている様で、
選択に関しては一筋縄ではいかない様です。

400カタナはバルブの形式がポピュラーなH4です。
H4は1灯で、LowビームとHiビームを切り替えます。
HIDの場合はスライドにより、HiとLowを切り替えるタイプと、
LowだけHIDにしてHiはハロゲンバルブと言ったタイプがある様ですが、
どうも、スライド式は不具合も多い様です。

400カタナに合うバイク向けHIDキットをネットで色々探していると、
BikeBrosにてKDOのHIDキットを発見しました。
400カタナ向けのパーツページに出ているので、
400カタナへの取付けは間違いなさそうです。

また、1年の保証付きと言う事と、爆安価格(¥9,800-)が決め手となり、注文する事に。
5日くらいで配送されてきました。

これが製品です。
パッケージ

セット内容はこんな感じで、バーナー、バラスト、リレーとなっていて、
ほぼポン付のセット内容。
セット内容

早速、取付に掛かります。
電装系をいじる時は、必ずバッテリーのマイナス端子を外しておきましょう。
下手すると感電します。HIDは高電圧なので要注意です。

配線に関しては、説明書をよく読んでから開始しましたが、
はっきり言って間違え様が無いですね。
コネクター等が分けられているので、間違えて配線出来ない様になっています。
プラス制御かマイナス制御かの設定をリレーのスイッチで行います。
間違った方に入れると点灯しません。
とりあえずは問題なく点灯。
ここまで、10分掛かってないかも。

まずは、バーナーを焼いておきます。
製品の説明書には書いてありませんが、
HIDのバーナーは、こうして5~10分最初に空焼きしておかないと、
ヘッドライトのガラスが曇ったりする様です。
点灯のテストも兼ねています。
バーナーテスト

今回は車検も意識して、6000kの色温度をチョイスしました。
6000kでも十分、青白いですね。

空焼きも終わったので、
ヘッドライトユニットへ取付です。
ゴムカバーをハロゲンバルブの様に後ろから被せようと思っても、それは無理です。
写真の様にバーナーのコネクター部分が太い為、入りません。
ですので、コネクタとバーナーを少し捻ると、バーナーが外れるので、
外した状態で前(バーナー側)からゴムのカバーを入れておきます。
ランプユニットを元に戻し、配線の取り回しを考えます。
その前にバラストの設置場所を決めなくてはなりません。
これだけ小さいバラストなので、カタナのカウル内には収まりそうです。
色々考えた結果、私のカタナくんは埋め込みウィンカーなので、
ウィンカーの取付ステーが空いています。
ここに固定する事に決定。
バラストを固定しているステーを
カタナのウィンカーステーにボルトで留め、
更にタイラップで、左右に倒れない様に固定します。
結構、カウルを取り外す事が多いので、
カウル自体には取付ませんでした。

配線が完了しました

バラストの下にはクッションテープを張っています。
この状態で、ハンドルを左右に切ってもまったく干渉しません。
もちろんカウルにも干渉しません。
これが、大きいバラストだったら、こうは行かないでしょう。

そして、カウルを取り付けて、上からみた状態です。
ちゃんと、インナーチューブとクリアランスが保たれています。

完成です

光軸調整をして、早速テスト走行。

ところが。。。
イグニッションONで問題なく点灯。
エンジンを掛け、アイドリングでも問題なく点灯。
エンジンの回転数を上げると、2000rpmから3000rpmの間で、
消灯してしまいます。
さらにエンジンの回転を上げれば再度点灯します。
(まれに、再点灯せず、エンジンを切って再度スタートすれば点灯します)
これには、参りました。
アイドリング時に不点灯であれば、まだ良いですが、
走りだした後で不点灯になるので、非常に危険です。

色々試したところ、この現象はLowビーム時にのみ起こる事がわかりました。
Hiビーム時は、まったく問題ありません。

とりあえず、早速メーカーに問い合わせたところ、
初めてのケースらしく、メーカー側も困惑している様子。
とりあえず、リレーに問題がある可能性が高いとの事で、
新しいリレーをすぐに送って頂きました。
リレーが届いて早速、交換してみましたが、症状は改善せず。。。

一応、テスターを使用して、イグニッションONからエンジンの回転を上げるまで、
電圧を計測してみました。

・イグニッションON時:13.6V

ヘッドライトLowビーム時:
回転数:1500rpm 13.95V
回転数:2000-2500rpm 13.61V
回転数:3000rpm~ 14.02V

ヘッドライトHiビーム時:
回転数:1500rpm 14.0V
回転数:2000-2500rpm 13.62V
回転数:3000rpm~ 14.02V

確かに、2000rpmから3000rpmの間で、多少ではありますが、
電圧のディップが確認できます。
思うに、バッテリーの電力消費からオルタネーターによる発電の電力消費に
切り替わるタイミングだと思うのですよ、このディップは。

また、過度な電圧も出ていないので、レギュレーターは正常ではないかと思います。
谷とはいえ、一応13.6Vはあるので、これで不点灯になっているのであれば、
ちょっと、問題ありですね。

とりあえず、メーカーには結果を報告していますが、
現状は回答がありません。

やっぱり、安いのはダメか?
不点灯なるのは、問題外ですが、
肝心の明るさですが、感動する程の明るさは無いです。
値段が値段なんで。
ノーマルのハロゲンよりはいいでしょう。
拡散等も含めて考えると、
世に出回っている高効率バルブと、どっこいかも。。。
ん~、拡散に関しては負けてるかぁ?

現在は、とりあえず通常のハロゲンバルブに戻してます。
メーカーからの回答次第で、再度チャレンジしてみたいと思います。

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