さて、フロートチャンバーのその後ですが、
カタナ用のキャブで良いものがオークションに無かったので、
インパルスのキャブを流用する事にしました。
インパルスのキャブとカタナのキャブは見た目は一緒。
違いはキャブの口径と、中身が若干異なる様です。
インパルスのキャブの内径は29mm(BST29)。
そしてカタナのキャブの内径は32mm(BST32)です。
エンジン回りも含め共通点の多い兄弟車ですが、
このキャブの口径の違いには諸説ある様です。
一つは、最終的な完成形が29mmのインパルスキャブだと言う説。
32mmのカタナのキャブはプロトタイプで、煮詰められていないと。
もう一つは馬力規制の為に、インパルスはキャブの口径を29mmに落としたと言う説。
さて、本当のの所はどうなんでしょうかね。
一度、BST29に付け替えて試してみても面白いかも知れませんね。
外見は同じっぽいので、試す事にしました。
インパルスのキャブは結構豊富にオークションにも出回ってます。
欲しいのはフロートチャンバーなので、
他の部分がダメで、安く出ているのを探しました。
送料込の3600円でインパルスのキャブ一式をゲットです。
数か所不具合があるキャブですが、フロートチャンバーがあれば良しです。
すぐにキャブが届きました。
これです。
(確かに見た目はカタナのキャブと一緒ですね。実はキャブの内径が異なります。)
(これはフロートチャンバー側から見たインパルスのキャブレター)
で、1番と2番のフロートチャンバーを外してキャブクリーナーを使って、
クリーニングしました。
で、観察した所、どうも1番のフロートチャンバー内部にクラックらしきものを発見。
現状、内側だけのクラックですがカタナの件もあるので、
2番のフロートチャンバーを流用することに。
(左のガスケット付がカタナのフロートチャンバー。右がインパルスのフロートチャンバー。)
画像で判る様に、1番と2番の違いもありますが、チャンバーの窪みの位置が若干違いますね。
大丈夫なんでしょか?
窪みの丸い部分の下に突起がありますが、この位置も若干違います。
フロートの一部を押さえる役目がある様な気がします。
今更ですが、各気筒毎に若干位置が違うんですね。
これはカタナも一緒と思いますが。。。
1番2番と3番4番が左右対称になっているのは判っていたのですがね。
まぁ、試してみて問題があれば、また交換です。
油面に影響あるのかな?
と言う事で、ガスケットを移植して取付ます。
ガスケットも問題無くフィット。
読み通り、この形状自体は一緒でした。
今回は、1番のフロートチャンバーの交換だけなので、
キャブは外しません。
キャブは車体に取り付けたまま作業します。
前回、フロートチャンバーのガソリンは抜きました。
スクリュー2か所外すだけなので簡単ですね。
問題なく、取付完了です。
さて、ガソリンコックをPRIにしてキャブに強制的にガソリンを流し込みます。
しばし待ってからエンジン始動。
一発で掛かりました。
取りあえず、問題は無い様なので、
このまましばらく様子を見ます。
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